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情けない

こんなに死にたいって思っても、体は勝手に腹が空く。
体はまだ生きようとしてる。
そう思うと、バイパスの家で狂ったときはホントにヤバかったんだなと思う。

昔、会社の後輩のアパートに泊まったとき、場所が線路のすぐ脇で夜中何度も貨物が走り、一睡も出来なかった。
後輩、よく眠れるなと感心した。

バイパスの家でもグーグー寝てた旦那と息子、最強だなと思う。他の住民も(同じ敷地に5軒の建て売り)よく平気だなと。
うちだけだったよな。二重サッシにしたの。

地区会長の家が、私らの家よりバイパス際に建っていて、そこも二重サッシにしてた。

建て売り5軒の住民らを集めて皆さんでご挨拶やったときの地区会長の言葉。
「バイパス、うるさいですよね。でも音は慣れますから。私は30年住んでます。」って。

やっぱうるさいんだ。でも慣れなのね。と、その時もうおかしくなってた私は耐えるしかないのかと、諦めモードになった。

みるみる体重が落ちて、痩せていく。
もう満足にご飯も食べられなくなってた。
こんなの慣れんの?いつ慣れんの?

毎朝毎朝、自転車で金蛇神社に行って、「どうか静かな良い家に引っ越せますように」と拝み続けた。

何も手につかない、ひたすら掃除してひたすら時が過ぎるのを待つ毎日。
あんなに引っ越し前にウキウキ気分で揃えた家具に囲まれながら、いつか引っ越す。いつか引っ越す。と、我慢した。

病院で処方されたクスリが効いたのか、少し鬱が快方に向かった時期があった。

朝はダンプの音で目が覚めるが、とりあえず眠れるようになり、犬の散歩に行く。
ドアを開けると途端に飛び込んでくるダンプの音。恐怖に怯える。
それでも我慢して散歩コースを回る。誰も散歩を代わってくれる奴はこの家にはいないから。

ようやく散歩が終わると、今度は引っ越しのために仕事を見つけた私は仕事に行く準備。
クルマがないので隣町までスクーター。
冬に差し掛かっていた頃で寒さとの戦い。

でも、製造の細かい作業は老眼の始まっていた私にはもう無理だった。
小さいものがよく見えなくて、そのたびにメガネを外す。
こんなんじゃ数あがんないよと焦りながら、それでも仕事のある3月まで頑張った。

ようやく息子が転校しなくてすむ学区に家が見つかった。それが今の家。
なんか古い家。汚い家。

不動産の男はもうこんな物件見つからないと、私たちを煽った。
こいつ、バイパスの家の時もこんないい物件ないですよって言った。
天井に大きな蜘蛛を見つけて、「どっから入ったんでしょうね?」とヘロッと言いやがった。蜘蛛入る家?何それ?(その後も蟻が列をなして、行進してるのを見て、もうゲンナリ)

段々バイパスの家に慣れ始めていた私は、もういいのに。と思ったが、時すでに遅し。
契約も進んでいて、断ることは出来なかった。
引っ越してからこの家の粗がたくさん見つかって、私はまた鬱が酷くなった。

人間、一度でも立派な家(建て売りだけど)に住むと、ボロ家に住めなくなるんだなと、思った。でも、それは多分鬱になったからだろう。
何でもマイナスに考えてしまうようになった。

以前の鬱になる前の私なら、平気だったはず。
一人暮らしを始めた新築のアパートから家賃2万3千円の汲み取り便所、ネズミも出るオンボロ借家に越した時は、産業道路のうるさいクルマの音も、近くを走る列車の音も平気だった。鍵もかからない玄関、窓。隙間から入り込む砂ぼこり。
それでも、平気だった。ちょびも居てくれたし。

もう、なんだかんだと壊れてるんだろうな。
精神的に。
でも、お腹が空く。本当に情けない。
なんてしぶといんだろう、このからだ。





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by plath | 2016-09-28 10:14 | 日記
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