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「くろしお」のとんかつ

我が町はとんかつ屋とパチンコ屋が多い。
つうか、他に良いところは気候が良いくらいで、何もない町。

飽き助が多いので、新しい店が出来ても並ぶのは初めだけで、そのうち閑古鳥が鳴き潰れる。

今、頑張ってるのは「麺組」ってラーメン屋くらいかな。
(私が唯一スープまで全部食えるって言えるラーメン屋、大河原にあった「かわら」も無くなった。)

「くろしお」は、肉嫌いな私でも美味しいと感じる店だった。
元、精肉店に勤めてたご主人が熟成肉で作るとんかつは、衣も油っこくなくぺろっと食べられた。店側も、醤油で食べるのを勧めてた。

しかし、震災のせいで店を閉めた。
店自体は街中にあるので津波の被害はなかったが、地震の起きた時間、店は休憩中で家族はご主人を除いてみんな自宅のある海沿いのニノ倉に戻っていたらしい。
で、津波にのまれ亡くなってしまった。
ご主人一人が残され、もう店をやる気力はなくなったんだろう。

また私のお気に入りが消えたよ。
いつも私が気に入ってるものは人でも物でもなくなるんだよ。
とんかつなんて、普段はあの「さぼてん」ですら、肉は食わずに、彩菜丼(ほぼ野菜)しか食べないのに「くろしお」は食べられた。
ヒレだけど。
ホントに美味しかったのに。我が町の自慢の店だったのに。

私は震災の2、3カ月前に食べていたので、「食っときゃ良かった」感はないが、旦那は食っとけば良かったと思ったらしい。

店があった場所は、現在は別の店が入ってる。
寂しい。
今でも店のあった通りを通ると「「くろしお」食いたいねぇ」と、息子と言ってる。

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by plath | 2016-10-30 08:06 | 日記
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