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2018年 02月 16日 ( 2 )

ふくまるで思い出した

Pinterest。「ふくまる」という猫の漫画を見つけた。
初めはまたお涙頂戴押し付け漫画かな?と思ったんだが、たまに面白い。

この漫画読みたいなぁと、検索すると
5chかなんかにスレがあり、
「全俺が泣いた」と書き込みがあった。

全俺(笑)

ピンした「ふくまる」を読んでるうちになんかすごくこのブサ猫がかわいくて仕方なくなった。
ほのぼのする。
ちょびを思い出した。

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初めてうちに連れてきた夜、私は遅番でちょびをケージに入れて留守番させた。

トイレもきれいにして水もエサも万端で。
しかし帰って来たらちょびはうんちまみれになって鳴いていた。

「ええー?ダメなの?」

ちょびを洗ってやり、寝る時間になってまたケージに入れて自分は同じ部屋のベッドに入った。

しかしちょびが鳴きやまない。
いつまでもヒンヒン言っている。
「ダメなの?本には一緒に寝るなって書いてあったんだけど」

私は犬を迎えいれるため、かなり本を読み、予備知識を入れていた。
はずなんだが、子育てと同じように(まだその頃子供はいない)マニュアル通りにはいかない。

「これじゃ寝られない」
そう思いちょびを自分のベッドに入れてみた。
ちょびは私の腕を枕にしてピタッと寄り添いながら安心したように目を瞑った。

「まあ、いいべ。かわいいし」

どうも本とは違うなと思いつつ、そのたびに自分なりの工夫をしてちょびと接して来た。

いたずらすれば怒る。
ホントは怒っちゃいけないらしいがこっちも苛つく時もある。
しばらくシュンとしてるちょびだが私が
「もういいよ、ちょび」というと、待ってましたとばかりに尻尾を振って私の顔をペロペロ舐める。
「めんこいわ~」

おもちゃで遊んでいてうっかり私の手を強く噛んだときも「いて!」というとハッとした顔をしてペロペロ。
「痛かったよ💢」と更に畳み掛けてみると、また申し訳なさそうにペロペロ。
面白い&かわいい。

ちょびは育てやすい犬だった。
怒ってもケロッとしてる。
いたずらもたくさんされたが、まあ元気な証拠と思ってた。

ある時友達が「抱っこしてて重くないの?」と聞いてきた。その時ちょびは4.8kgくらい。
「砂糖の5kgは重いけど、かわいい5kgは重くないよ」。
もちろんちょびも身を任せつつ私の負担にならないようにしてくれてるので重いわけはない。

これが酔っ払いなら憎たらしい分1kgでもクソ重いだろう。

だんだんちょびが歳を重ねるうち、私は
「ちょび死んだらどうしよう」と思うようになった。その事を考えると不安になった。
そのくらいちょびは大切な存在になっていた。

あんな良い子はいない。
優しくて我慢強くて健気。いいとこだらけだ。
獣医からも「この子は注射でも何でも全然動じないね」。褒められると嬉しい。

息子が生まれてすぐ、息子がちょびの前で手を振り、赤ちゃんの薄い爪がちょびの目を引っ掻いた。
ちょびは小さな声を上げて痛がった。
「このクソガキ~」
まだ息子も赤ちゃんなのに、ちょびの方が大事だった。
ちょびとはもう8年も一緒にいるけど息子とはたったの1ヶ月。重さが違う。
すぐに母気分にはなれない。股も痛かったし。

それでもちょびは我慢してくれた。決して息子に攻撃的にはならなかった。
ちゃんとお姉ちゃんでいてくれた。
病院に連れていき、また「この子は我慢強いね」と褒められた。
幸い数週間で目の傷は治ったが、ちょびは少し息子が生まれたことで遠慮がちになった。

ベッドに入って寝るのも以前なら腕まくらなのに、息子がちょびを邪魔にするのでちょびは私の足元で寝るようになった。

まだ小さい息子に「邪魔にすんな」と言ったところで通じるわけもないし、寝るとき以外はちょびを虐めるわけでもなかったので私は何も言わなかった。

そのうち母が死に、バカ姉からの罵詈雑言メール攻撃が始まった時も癒やしはちょびだった。
私が泣いてるとペロペロ。
犬はペロペロが得意技。
このペロペロをしてもらいたくて犬を飼ったようなもの。

このブログのはじめの方にも書いてるが、ちょびは何度も手術をした。
乳腺のしこり2回除去。歯石取りで麻酔。
他にもダックスなので腰をやられたりしたが、痛いはずなのに鳴きもせずじっと耐えている。

「もう早く良くなって」
いつもそう思っていた。
言葉が通じないから何をして欲しいのかが分からない。「大丈夫?」しか言えなかった。

何度も病気になっては元気になるを繰り返してたちょびも、歳には勝てなくなってきた。
明らかに足腰が弱くなってるのがわかった。

トイレの為、庭に出すのも抱っこ。
ちょびはうんちはトイレではあまりしたがらなかった。雨が降ってたりすると何も言わなくても自分からトイレでうんちしていたが。

二階のベッドに行くのも抱っこ。
そんな様子を見ていたはずなのに、旦那がある日ちょびが階下に行きたがったのを抱っこもせず、ドアだけ開けて放置した。
私は息子の幼稚園の支度で階下にいた。

ズドドドド!
ものすごい音がして階段に行ってみるとちょびが倒れてる。
「ちょび!大丈夫?」
声をかけるとムクッと起き上がり、大丈夫よん♪というふうに尻尾を振った。

骨は折れてないようだ。ちゃんと歩ってる。
様子をみよう。
「それにしてもこの男!死ね!」
旦那を恨んだ。
私は息子より旦那より、ちょびが大切だった。
独身の時から大事にしていた我が娘だ。

しかし次の日ちょびの寝ている布団が真っ赤に染まっていた。
「何これ」
慌てて病院に連れて行くが先生は補水しかしてくれない。レントゲンも撮ってくれない。

毎日毎日病院に通った。そのたびに補水。
どんどん弱っていく。ご飯も注射器であげた。
「行く意味あるのかや。この治療で治るの?」疑問だらけだが、それでも通うしかなかった。

数日経った夜中にちょびが遂に声を上げて苦しんだ。
「ダメじゃん」
病院にあさイチで連れて行くと休みだった。
別の病院に連れて行くとレントゲンを撮ってくれ、「お腹にうんちがたまってますね」と言われた。
その日は点滴の為1日入院。
「J先生、点滴もしてくれなかった」
また湧き上がる不信感。

次の日迎えに行くと点滴に繋がれたちょびが少しだけ尻尾を振った。

「こちらの病院で診てもらえませんか?」
私がそう言うと、その先生は「テリトリーの問題があるから…それでもいいなら」と言いつつ、J先生に診てもらった方がいいと言った。

テリトリーの問題ってよ。なんだよそれ。

仕方なくまたJ先生の元へ通う。
「点滴はしなくていいんですか?」と何度も何度も尋ねたのにJ先生はやっても意味がないと言って補水の治療しかしなかった。

ハムテルに診てもらいたい。
そう思いながら通い続けた日曜の午後。
「そばにいてやりたいけどこいつらに飯作んなくちゃ」
旦那はグースカ寝ていた。
起こすと機嫌が悪くなるのでそのまま台所に行った。

下ごしらえを済ませて戻ってみるともうちょびは死んでいた。半目で明らかな死に顔。

「ちょび死んだわ!」
私が大声で叫ぶとようやく旦那が起きた。

息子が言うにはその前に鳴き声をあげたらしく、息子はちょびのそばに行ってあげたが、私を呼ぶという頭は働かなかったらしく(幼稚園児だから仕方ないが)そのそばでゲームをしていた。旦那は鳴き声では起きなかった。

ちょびが死んで流石に旦那も涙を見せたが、「お前が死ねよ。お前のせいでちょびはこんな苦しんで死んだんだよ」と思った。

息子と私は大泣き。目を閉じさせようとするがなかなかうまくいかない。
「半目じゃ母ちゃんと同じじゃん。意地でも閉じさせる」ずっと目を押さえていた。

だんだん冷たく固くなっていくちょびを感じながら「最期にそばにいてやれなかった」と後悔だけが残った。
だから普段は口に出さないが私は旦那が大嫌いなのだ。

いつもお世話になっていたちょびを買ったペットショップにちょびが死んだ事を伝えに行った。
するとわざわざ近くの花屋で花を買って来てちょびに供えてくださった。
「〇〇ちゃんに飼われたからちょびちゃんも幸せだったと思うよ」
またダム崩壊しそうな事を言われ、泣きそうになったが
「こちらこそありがとうございました。お世話になりました」

本当は私に飼われなければそのペットショップの方はちょびをドッグショーに出す犬に育てようとしていた事を知っていたのでそう言われて嬉しかった。

そしてJ先生のところへも挨拶に行った。
J先生も泣いていた。
庭で摘んだ花を供えてくれたが虫が付いていた。先生…虫取って。頼むよ。

ちょびを火葬してからお墓をどうするか考えた。
隣町の火葬場の共同墓地はあったが、他のところを探した。
結局そこは津波でやられたので、そこでなくて良かった。良かったって言い方はなんだが。

埋葬してからしばらくは定期的に通っていたが、特別墓石は建てなかったので、後は花壇に骨を撒く。そういう墓地だった。

でもそれでいいかなと思った。
墓なんてあるといつまでもちょびを引きずる気がするから。
旦那への怒りも無駄に込み上げるし。

「ふくまる」を見てたら、ちょびと過ごした日々を思い出した。
「ふくまる」かわいいんだわ。
ちょびもこんなふうに感じてくれてたのかなと考えたりする。

なのでここに書いてみた。

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でもこの漫画家さん、ヘタウマだよね。









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by plath | 2018-02-16 23:54 | ひとりごと

羽生くん

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羽生くん。
SP1位。
このまま金メダル行け❗️

でも私が応援するといい結果にならなくなるからあんまり考えない。

小室さんのトピ読んで忘れとく。

この写真は蜘蛛の巣に引っかかった落ち葉がメダルに見えたので撮った。

でも色が銅メダルっぽい。




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by plath | 2018-02-16 18:52 | 写真
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